1.社交不安障害を軽減していくためには

 

 ずっと、ブログに社交不安のことを書きたかったけど、まだ完治してないし、とか思って後回しにしてたけど、社会人になった今、学生で自分と同じように苦しんでいる人の助けに少しでもなればと思いブログを始めました。一応、今接客の仕事をしているので、少しは社交不安を克服してきたと自負しております。まだ完璧には治ってませんが!!!


 まず、私は今23歳で、高1の終わりくらいから社交不安の症状が出てきて、特に人の目線を異常に気にする視線恐怖や脇見恐怖が酷かったと思います。精神科でもきちんと社交不安障害という診察も受けました。ストレスから円形脱毛症に2回もなりました笑、今思い出してもあの時は辛かったし、よく死ななかったなって思います笑 教室にいて隣を見たら人の目が脇見で自分の視線の中に入ってきて、そこにしか意識がいかなくなる、あの感覚は多分脇見恐怖になった人にしかわからない苦痛だと思います。今は、人と目を合わせると怖いって感じる視線恐怖はありますが、脇見恐怖はほぼ出なくなりました。

 私が社交不安になった原因は恐らく自分に対して自信のなさでした。特にいじめられたわけでもないけど、人が怖くなっていきました。その原因は今思うと、何かに対し努力して成長したりして得られる自信や、人より優れていると思えることから生じる自信がほとんどなかったことが原因だと思っています。

 私は高校での人が怖い地獄から何とか抜け出そうと、人より優れれば良いと思い早稲田大学を目指し浪人しました。そんなに学力もあるわけではなかったけど、その頃の自分にはそれしか社交不安の地獄から抜け出す答えがありませんでした。結果はもちろん、行けるはずもなく偏差値50くらいの大学に行き、大学1年の頃は相変わらず、対人恐怖の症状が強く、人とろくに話もできず、授業も1人で受けて、誰とも仲良くなれませんでした。

 私が変わったのは、大学2年からです。そろそろ本気で社会不安障害を治さないといけないと思い、あらゆる努力を始めました。ずっと背が小さくて舐められていると感じていたので、筋トレを始めました。大学中ずっと筋トレを続け今では体重が15キロくらい増えて大分自信も付きました。後、人と話をする訓練をしようと授業で隣になった人にLINEを聞きまくりました。幸運なことにそこであまり断られなかったためあまり傷つくこともなく、人に話しかける訓練ができたと今では思っています。後、自己啓発本も50冊近く読みました。自分も軸となる考えがわかったり、人間として正しい考え方みたいのが自己啓発本を何冊も読むと何となくわかってきて、それが社交不安になっていた自分の芯を強くしてくれた要因だと思っています。自己啓発本によく出てきた言葉の「明日が地球最後の日だと思って生きろ」っていうのを間に受けて、本当にそう言い聞かせて過ごした時もありましたが、もちろんその次の日に地球が終わるわけもなく、疲れ果ててしまった時もありました笑


 前置きが長くなりましたが、社交不安障害を治すためには絶対にそれに立ち向かっていかなくては100%治りません。社交不安障害の本を何冊か読みましたが、どれも解決のためには症状に向き合う必要がある、と書かれていました。私ももう社交不安障害とは9年目の付き合いですが、症状が良くなっていったのは社交不安障害に真正面から向き合ってからでした。高校生の頃とかはマスクをしたりメガネをしたりして人の視線を入らないようにしましたが、一向に症状は良くならず、むしろ悪化するだけでした。この頃、調べていて視線恐怖症にはメガネとかをするのが良いとかって書いてあるサイトとかもありますが、それは表面的な解決にすぎず、根本的な解決には絶対に繋がりません。


 まず、治すために必要なのは、なぜ自分が社会不安になったかという原因を探ることからです。私の場合、体が小さくて舐められてるという思いから自信をなくし、社会不安障害になって人が怖くなったと思い筋トレをして少しずつ症状が良くなりました。恐らく、きちんと社交不安障害になった過去を見返せば、原因が見つかると思います。絶対に自然発生的に人が怖くなることはないと思うので何かしらの原因はあると思います。その原因を突き止めたら精一杯それを解決する努力をする。これに限ります。私の場合、症状は努力に比例して軽くなっていきました。社交不安障害がヒドイ時は毎日必死で症状に対して努力する力はないかと思いますが、できるだけ早くに向き合う必要があると思ってます。後回しにしても、必ず向き合う時が来るので地獄の時間を少しでも短くするためには、なるべく早く社会不安障害に向き合うことが大切です。今、過去に戻れたら高校の時から努力するようにしたいです。


 社会不安障害の人は、人は怖いけど人は好きなのではないかと思います。私は、人は好きだし、興味もあります。人に興味がなかったらそんなに対人恐怖症になるまで人に執着しないと思うのです。人は好きで話したいのに、怖くて話せない、という心の中の矛盾した葛藤が社交不安障害として出てくると思うのです。なので、どうか人と関わり合う明るい未来を信じ一歩踏み出してほしいと思います。

 私も、あの頃には想像できないほどの友達も何人もできて、全く話すことができなかった女子とも話せるようになり、今では接客の仕事までできるようになりました。(人の目を見るのは今でも怖いが笑)、でも、社会不安障害が少しずつ治ってくる実感を持てるとすごいワクワク感というか自分に自信が得られます。あんなにキツイ症状に向き合い治してきた、という自信が生きるエネルギーとして明日の未来を切り開いてくれます。

 ですから、学生とかで今現在進行形でこの症状に悩んでいる人はまず一歩でもできる努力を始めてみる。逃げていても症状は絶対に良くならない、ということを肝に銘じて社交不安障害に挑んでいってほしいと思います。


 このブログは、昔悩んでいた自分自身に書いてあげたブログのようにも感じます。もちろん、私の経験談なので、同じようにいくとは限りません。でずが、少しでも悩んでいる人の参考になれば幸いです。社交不安障害になったからこそ、人に優しくなれたり、人の痛みに共感できるようになったりとこの症状のおかげで色々と人間として成長もさせてくれました。ぜひ、症状に負けずに利用するくらいの勢いで明るい未来を切り開いていってほしいです。社会不安障害の地獄を知ってる自分だからこそ、同じ症状に悩んでいる人の未来が明るくなることを心から願っています。


 初めて書くブログだから、どうなるかわからないけど、また書きたくなったら書こうかな〜笑